製作時間の“ばらつき”を起こす源とは
生産性向上で上の表が出ると、一般的には時間管理ですよね。
今、我社では上記表を利用し、あるデータをお試し収集中です。
もちろん上記表でやっているのは、「時間管理」ではありません。
我社は基本的に多品種単品加工のため、製作マニュアルを作っていません。
なので、同じ人が同じ機械で製作しても時間の“ばらつき”が出ます。
この“ばらつき”の源は「集中力」と「活力」です。
人の活力(やる気)ってずっと一定ではないですよね。(集中力も当然そうですが)
午前中の方がやる気が高い人もいれば、夕方からのがいい人もいます。
「自分のその傾向を知ろう」というのが上記表になります。
活力と集中力は連動していますから、活力の高い時間に重要なタスクをやれるように
時間配分をしていけば、結果は出るのではないかと思っています。
人間はロボットではないですし、人それぞれ違いますからね。
はじめまして!
はじめまして!タロフアザラシといいます!
今年5月に仲間入りしました!
たのもぐらさんに「ブログを書こうねー」と言われつつ入り方や書き方がイマイチ分からずやっとこさ登場できました…
自己紹介は程々にしていざ本題へ
自分の職場ではよく勉強会を開くのですが
先日も行いました。
その時は組織図を作る作業と5年後の自分はどうなってるかという話でしたが…
もちろん出ました「生産性」という言葉
私自身、マシニングセンタという機械を使ってるのですが
単品部品を作ってるのでややこしく呪文みたいなプログラムをその都度作らなければなりません
機械を動かしてる時間を増やしたい→たくさん品物を作るとなるのですが
そうするためにはプログラムを組む時間を減らすのが不可欠だなと思い事を起こしました!
プログラムには、工具選択、位置決め、長さ補正が必ず頭についてきます
その都度組むのは手間ですし意外と時間がかかるので、「打つのがわかってるのならば
先に用意して呼び出してあげればいいのでは?」としたのプログラムを考えました!
呼べばいつでも来てくれる、そんなプログラムです
また、月曜日からいろんな加工で試験運用しますが
はてさてこれが吉と出るか凶と出るかみものです
より多くの課題(タスク)を解決するためには・・
我社の課題(タスク)の大多数は「部品製作依頼」です。
なので、基本的にはどうしても“時間”が必要になります。
でも、この製作時間って設備や技術力によっても当然変化するのですが、同じ人が同じ機械で作っても変化します。
(経営的にはそうでない方が好ましいのですが)
なので、マニュアルを作ったりしながら、ばらつきが出ないようにしておられるところが多いですよね。
さて、この“時間”のばらつきってなぜ出るのでしょうか?
今、我社ではある仮説を元にこのばらつきの源をうまく利用できないかと考えています。
その準備段階としてみんなで、ある記録をつけています。
今からワクワクしています。どういう結果がでるのか楽しみです。
お客様も自分も家族も幸せになるには・・・
上の表は20代~50代男性の平均生活時間です。
一日10時間、仕事関連で時間を消費しているんですね。
我社もそうなのですが・・・
これって短くはないんですよね。でも、「短くしたらお客様に迷惑がかかるかも?」
馬鹿な私ですので、そう思っていました。
「金属加工の世界は機械を動かしてなんぼだから、長時間労働は当然である」と。
でも、よくよく考えてみるとお客様って「長時間働いてくれ」って望んでいないんですよね。「より多くの課題を解消して欲しい」という要望なんですよね。
そこで今流行りの“生産性”の登場です。
以前の私はこの“生産性”って言葉、大嫌いでした。
「設備も整い、人材や環境も整い、価格も(ある程度)自在に決定できる大きな会社は生産性を向上させやすいだろうし、その効果もあるだろう」
「でも、そうではない(我社みたいな)小さな会社はそもそも資金力等も弱いし、価格も安い。だから生産性は上がるはずがない」と思っていました。
今はそれが間違いであったと分かりました。
お客様も私も社員さんも家族も喜ぶ方法が“生産性”であると気付きました。
これから数か月(今期)、生産性向上のための準備を行い、
来期は一年かけて生産性向上のための戦略を実行していきたいと思います。
「目指せ!労働時間削減!!」
労働時間は長い方がいいですか?短い方がいいですか?
「あなたは仕事への取り組み方を見事に向上させ、素晴らしい成果を上げつつも、現状より毎日2時間、自由時間を多く手に入れることができました。そんなかっこいいあなたに質問です。」
・あなたはその手に入れた自由時間をどのように使いますか?
・どのような新しいことをはじめますか?
・もっと自由な時間ができたなら、何をしますか?
みなさんどうですか?色々な楽しい未来を想像できたでしょうか?
社員さんにも上記質問に回答してもらいました。
(我社では各々おもしろい内容が出ましたよ。「わからない」が出なくて良かった)
この質問は労働時間削減に大きく関与します。
タイトルの質問の答えは大多数の方が「短い方が良い」と答えたはず。
短くした先の喜びがないなら、短くするという“努力”(しんどく、めんどくさいこと)は実行しませんよね。
短くした先の喜びを見据えながら、その為の障害をいかに排除していくのかを考えていきたいと思います。